地域医療コラム(1) 田舎から医者がいなくなったわけ

地域医療
こもとふ

過疎地で医者やって4年ほどになるけど、田舎の地域医療はホンマにヤバいわ。泣きそう。

かなぞう

何がどうヤバいの?ヤバいだけ言っても何も変わらないでしょ。
お医者さんらしくデータ出してみるとか。

こもとふ

確かに。データは調べれば出てくるから、わかりやすく説明してブログで発信しよか。いろんな人に知ってもらったら何かかわるかもしれんし。
まずは一番の問題、人材不足の背景について説明してみるわ。

田舎の医療の医師不足

田舎にはお医者さんは非常に少ないです。どれくらい?
まず日本全体の平均としての人口1000人当たりの医師数、各国との比較を見てみましょう。

他の国と比べても、かなり医師数は少なめであることがわかります。
1,000人あたり医師2.4人ということは、医師一人あたり400人の健康を担っているということになります。

400人の患者のイメージ

当地域は人口30,000人、医師数約50名なのでこの1.5倍、600人を診ることになります。普段は良くとも、地震など災害で一度に医療が必要となったら簡単にパンクします(2024年初の能登半島地震では医療ひっ迫が問題になりました)。
全国を見渡しても、過疎地はおおむねこれくらいの医師数になっているようです。

田舎医師不足の引き金の一つ:新臨床研修医制度

かなぞう

医師の偏在ってやつね。どうしてこうなっちゃったの?
医療は誰でもどこでも必要なんだから、ほかのインフラみたいに人材バランスとればいいのに。

こもとふ

昔はそうだったんよ。大学病院が人材のプールとして機能して、教授が社長や人事部長のような役割を担っていた。詳しくせつめ…病院から呼び出しのためまた後程!

記事途中ですが暫定UP。また清書します


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